Bonsoir! 川古です。
ITの世界ってすごいですよね。
何をするにもインターネットが必要で、スマホが手から離せない現代人にとっても、切っても切り離せないテクノロジーです。
四大IT企業としてGAFAという言葉が誕生するほど、今やIT業界は世界を席巻するほどになりました(※2022年2月現在、FacebookはMeta社に社名変更しています)
そんな時代に影響されてか、プログラミングスクールの数も増えたように感じます。
僕も自身のサイトを作ることを目標に、新たなスキル獲得を目指し、プログラミングスクールの一つ「TECH CAMP」に通っていました。
そこで今回は、実際にTECH CAMPに通った感想を書いてみました。
エンジニアは時代に沿ってこれからも需要が上がると予想されるため、食いっぱぐれない注目のジョブだと思います。
これからプログラミングスクールへの入会を検討されている方は、よろしければ一つの意見としてご参考ください。
また、あくまで過去にTECH CAMP(プログラミング教養)単一で通った体験に基づく記事のため、そのあたりを念頭に置いていただけますと幸いです。
先に言ってしまうと
結論:基礎を学ぶにはアリ。実用レベルになるのは難しい。
です。
TECH CAMPについて
株式会社div様が運営する「人生を変えるプログラミングスクール」です。
ホームページによると、累計受講者数は60000人以上(2021年5月14日時点)の話題のスクール。
開始7日以内で満足しなければ受講料を全額返金する制度も魅力的ですね。
また、エンジニア転職という転職保証のあるコースもあります。
それと、元サッカー日本代表の本田圭佑さんも通ったことで有名です。
ちなみに僕は、マコナリ社長こと、代表取締役の真子就有(まこゆきなり)さんが配信しているYouTube動画を見たことがきっかけで入会しました。
生産的な生き方について色んな意見をスピーチされているので、興味があれば是非見てみてください。
(とはいえTECH CAMPを検討されている方は既に視聴済でしょうか)
また、マコナリ社長は大のタバコ嫌いだそうで、そのため喫煙者は採用していないそうです。
かなり意見が分かれそうな部分ではありますが、会社は社長の所有物なので…
個人的には僕もタバコ嫌いなため、この点は好印象を持っています。
ホームページのコースに関する情報は、それぞれ以下になっています(2022年2月現在)
僕が通っていたのは、名称等変更点はあるようですが「プログラミング教養」の方です。
■TECH CAMP プログラミング教養 (詳細はこちら)
学習場所:オンラインのみ
講師:教育専門のメンター 技術試験・ホスピタリティ試験合格者
トレーナー:◎ 対面サポート+成長を促すライフコーチ面談
質問回数:◎ オンラインで無制限
同じ料金で学べる内容:学び放題 Webプログラミング、DXプログラミング、AI(人工知能)、Webデザイン、オリジナルアプリ開発など
オリジナルサービス開発支援:◯
料金:3ヶ月 261,360円 (税込)
入会金:217,800円 ※クレジットカードによる分割払い可
月額料金:21,780円(初月無料)
■TECH CAMP エンジニア転職 (詳細はこちら)
質問対応体制:毎日11〜12時間 チャットと専用質問システムで対応※1
学習期間:最短10週間※短期集中スタイル受講の場合
学習期間:600時間
転職支援期間:学習終了後182日
保証制度:14日間返金保証あり 転職返金保証あり※2
転職保証が受けられる年齢制限:39歳以下
転職実績:成功率99%※3 成功者3,200名以上※4
受講料(税込)※割引、給付金適用なし:657,800円〜
学習1時間あたりの料金※本表記載の受講料÷勉強時間:1,096円〜
また結構大きなところなのですが、上記から解るように現在はご時世の影響か「完全オンライン対応」のようです。
僕が通ったタイミングが2020年の1月頃であり、ちょうどコロナ禍に突入する直前でした。
当時は教室学習とオンライン対応がありましたが、そこから方針が変わったものと思われます。
とはいえ、受講中も徐々にスタンスの切り替えは行われており、オンラインで質問することもありましたので、参考になると思います。
通ってみた感想と魅力
流れとしては、以下のような段階で進行していきました。
- 体験学習会
- 初回レクリエーション
- 学習開始
体験学習会
まずは行動を、と説明会を予約しました。
複数の教室で実施されていたのですが、僕は一旦渋谷教室を選択。
最初に実際のカリキュラムで使用するオンライン教材を使って、冒頭の簡単なプログラミング入力を体験します。
大体30~60分くらいで、貸出のMacbookを使用して実際のhtmlの記述をしてみる、みたいな感じです。
また、教室はスクール生の方がいたのは勿論、同じ説明会に参加した方は見たところ僕よりも全然年齢が高そうな方もいらっしゃったので、幅広い層の方が興味を持たれている様子がうかがえました。
その後、担当の方よりスクールや入会に関しての説明を受けます。
ここで実際に学べる内容や、雰囲気を感じられると思うので、入会を迷われている方は、まずは説明会に参加してみるのがよいと思います(※現在はオンライン説明会かと思います)
初回レクリエーション
実際に入会を決めて申し込んだあとは、初回のレクリエーションを予約。
場所はどの教室でもよいとのことでしたが、担当するメンターがいる関係等で、実際に足を運ぶ教室が望ましいとのことでした。
そこで、僕が通っていた新宿二丁目の教室で受けることにしました。
因みに教室自体はスクール生であれば、どこを使用しても問題なかったです。
ここで行われたのはカリキュラムや方針の説明、そして受講者同士の5分程の簡単な自己紹介でした。
横の繋がりが出来て学習が捗るかも!なんて意味合いや期待があったかと思いますが、他は全員別の教室へ通う方でした…何故…
まあ、このあたりは現在のオンライン体制からだと、あまり参考にならないかもしれません。
学習開始
初回レクリエーションが終わったら、学習スタート。
学習の内容、ポイントは以下のとおりです。
・一人でもわかりやすいカリキュラム
・常駐メンターに質問し放題
・関連した基本的な知識も学べる
一人でもわかりやすいカリキュラム
学習は予め用意されたオンライン教材を使用して進めていきます。
教材は解説と実践が織り込まれた解りやすいもので、一人でもやりやすい内容となっていました。
因みにTECH CAMPはOSの関係でMacの使用を推奨しており、教材もMacでの操作がベースになっています。
これはMacOSがLinuxと呼ばれるOSをベースに作られており、プログラミングとの親和性が高いからのようです。
ただ、僕はWindowsでしたし、Windowsだからダメといったことは一切無いのでご安心ください。
基本的にカリキュラムで使用する言語はHTML、CSS、Ruby、それにフレームワーク(各言語の便利ツールのようなもの)のRuby on Railsがベースとなっています。
HTMLは家等の建築物でいうところの骨組み、CSSは装飾や彩りを加える言語で、まずはここを理解しないと始まらないといった感じです。
そしてメインとして、TECH CAMPではRubyを用いて学んでいくことになります。
※Ruby(ルビー)=まつもとゆきひろ(通称: Matz)により開発されたオブジェクト指向スクリプト言語(スクリプト言語とはプログラミング言語の一分類)
日本で開発されたプログラミング言語としては初めて国際電気標準会議(IEC)で国際規格に認証された事例となった。
出典:Wikipedia
このRubyですが、起用率としてはそこまで高くないようですが、プログラムの記述が他の言語より直感的に解りやすく、スタートアップ企業にも多く採用されているとのことです。
これらの基礎的な知識から実践の内容をテキスト、画像、動画で解りやすくまとめてあり、個人で読み進める&記述をして身に付けていく、というスタイルです。
因みに、カリキュラムではAWS(アマゾンウェブサービス)の仮想サーバーを利用し、実際に構築した記述内容がどのようにウェブ上で反映されていくかを確認します。
(余談ですが、最初にこのAWSに一年間の無料契約をするのですが、僕はこのアカウントアドレスの作成・登録につまづき、メンターの方も詳細はアマゾンに聞かないと解らないとのことで、結構時間を使いました…)
カリキュラムの内容は段階的に習得していけるようにステップを分けて構成されているのですが、進め方は自由です。
例えば
「A~D章の構成で、一通りやり終えたがよく解らなかった ⇒ もう一度A章から復習」
「Bの内容が難しい…⇒もう一度Bを頭から読み進めてみる」
「A~Dをやったがよく解らない⇒一旦全体を把握するため、とりあえず次のステップに進む」
など、個人の裁量で自由に学習していって問題ない感じでした。
ただ、やることは決まっているため、個々で解らない箇所は徹底的に反復練習するスタンスです。
また、学習する場所に制限はありません。時間も個人の環境で学習する分には同様です。
ネットが繋がる環境であれば、教室、自宅、カフェでも、どこでも自分の好みの環境でOKなのは嬉しいですね。
僕の場合は、折角なので教室利用をすることが多かったです。
常駐メンターに質問し放題
要領よく進められる人でも、ここよくわかんないな…、とか、よくわからない英語のエラーが出る…、といった状況には、ほぼ確実に遭遇すると思います。
そんな時は遠慮なくメンターの方に質問しましょう。
基本的にはカリキュラムに関することに限定されますが、つまづいている箇所に関して解説していただけます。
オンライン利用の場合は、専用のチャットルームおよびミーティング形式での相談も受けていただけます。
まずは自分で考えてみることが大事ですが、サポートを上手く活用できるかもスムーズな学習進行の鍵だと思います。
関連した基本的な知識も学べる
基礎学習のカリキュラムが終わると、実際にRubyを使用した模擬アプリケーションを作成する応用も用意されています。
ここまで問題なく進めることが出来れば、簡単な自主制作アプリを作ることが出来るスキルが身に付いていると思います。
そして、メンターに提示し合格をもらうことで一つのゴールとなります。
(僕も一応ではありますが、簡単なブログアプリを作成しました)
また、上述の言語以外にもJavaScriptの入門編、Git hub(クラウド上にプログラミングの作業状況をセーブしておけるサービス)や、Webデザインに関する基礎知識、AdobeのPhotoshop等の基本操作等も学べるカリキュラムもありました。
カリキュラム自体は教材にあるもののみで、特に明確なゴールはありません。
僕も目標である自分のサイトを作成した後は、一段落して退会することとなりました。
※ちなみに現在は解りませんが、退会後三か月以内であれば、入会金無しで再度通えるシステムがありました。
おすすめ出来ないところ
少し厳しい意見もあると思いますが、体験を基に記載します。
プログラミングに興味の無い人
当たり前という気もしますが、重要な部分です。
プログラミング言語というのは、0と1のみで記述される機械語を、人間が視覚的に解りやすく指示を与えられるように変換されたもの。
なので、ある程度直感的に解りやすくはなっていると思いますが、基本的に英語表記で日本人にはディスアドバンテージがありますし、膨大な英数字の羅列には頭が痛くなると人は多いと思います。
正直、僕も向いていないと思います…
ただ、僕の場合、スキルを身に付けたいといったこととは別に、「自分のウェブサイトを作りたい」という明確な目標がありました。
また中二脳なので「この呪文を加えることで、ここに召喚獣が表れて、こういった効果が発現するんだな」という発想の転換をしたりしていました。
単に記述するだけではなく、何のために書いているのか、といった意識を持てればモチベーションを保つ秘訣なのではないかな、と。
それでも意味が解らない、楽しくないと感じてしまう場合は、残念ながら向いていない人なのでしょう。
ただ、自分は向いていない、センス無い、と食わず嫌いで決めつけてしまうのは勿体ないです。
プログラミングはとりわけ第一印象で意味わかんないなと感じる人が多いと思います。
何事もそうですが、やってみたら存外楽しめたりする場合もあるので、まず触れてみてから判断することは大切だと思います。
自走出来てしまう人、自走出来ない人
一見矛盾しているようですが、極論です。
プログラミング言語は調べてみれば実感すると思いますが、知れば知るほど深淵の果てしなさに気が遠くなります。
「プログラミング教養」は、先述の言語について基本的な知識は身につきますが、実用的なスキルを習得するには常に自分で調べ、学んでいく必要があります。
僕が通っていた頃はイナズマコースという時間管理付のスパルタコースもありましたが、基本は自分のペースで進めるため、カリキュラムに時間を避けない人はそれだけ進行度合いも遅くなります。
TECH CAMPは自走力を身に付けることを1つの指標にしているようです。
なので、個々のスクール生について基本的には放置体制です。
質問をしなければ、特に指導されるようなことはありません。
このあたりは賛否分かれる部分だと思いますが、僕はお金を払って通う以上は「受動的な学びも能動的な学びと同等に必要」だと感じます。
そもそも独学でつまづいて通うタイプの人は多いと思うので、教えてほしい、という部分は本音としてあるのではないでしょうか。
何事もそうですが、前提として自己解決出来るのであれば、参考書やネットで調べるなりすれば十分やっていけるでしょう。
予備校や塾もそうですよね。
義務教育の制度がある学校は置いておいて、受験を独りで頑張れる人は通う必要はありませんし。
(僕も然り、多くの人は尻を叩かれないと動けないので…)
+αの情報共有がないと、通う必要性が無いようにも思います。
なので、スクールの方針が合わない人、そもそも独学でなんとか出来てしまうタイプの人は価値を見出せないかもしれません。
明確に学習を希望する言語がある
例えば「HTMLはある程度理解しているから、別にやりたくない」「RubyじゃなくてPHPやJavaを勉強したい」といった明確な希望がある場合は、特定の言語に絞ったコースのあるスクールに通うのも手だと思います。
また値段に関して、個人によりけりですが入会金21万、一か月2万をどうとるかです。
因みに僕の頃はコロナ禍直前であり、入会で13~15万くらいの料金設定だったように記憶しています。一か月も2万いっていませんでした。
ただ、途中からコロナの影響で教室が使用出来なくなり、且つ一か月の料金が値上がりしていました。
正直に言うと、従来のサービスが受けられない状況なのに値上げしてきたのは、かなり強気だと思いましたね。
世情もあるので当時と比べてしまうとあれですが、金額だけで考えると決して安くはないので、こちらも併せて検討してみるといいでしょう。
メンターにムラがある
基本的にメンターの方は親切な方が多いです。
ただし、特定のスクールに限らない話ですが、メンターとはいっても技量の習熟度合い含め、人はそれぞれなので差を感じることはあります。
また、ある日解らないことがあり、とあるメンターに質問したところ「自分で調べた方が早い」と切り返されたことがありました。
サポートとして質問出来る制度なのに、メンターとは一体なんのための存在なのか…
ここは個人の問題ではあるのですが、残念な気持ちになったのを覚えています。
プログラミングは難しい、でもまずは一歩
改めて結論です。
・プログラミングの基礎が身につく!
・実用レベルの専門的なスキルを身につけるには別途継続した学習が必要!
しかしやってみると身に沁みますが、やはりプログラミングは難しいです。
何度も壁にぶつかりますし、一つの問題を解決するのに時間がかかることかかること…
「簡単だよ」と言ってしまえる人は、センスがあるんだと思います。
僕は予めProgateというアプリで軽く学習していたので、ある程度スタートはスムーズに理解出来ました(遊びながら学習できる的な作りになっており、こちらもオススメなので、ご興味があれば是非ダウンロードしてみてください)
今はどんどんプログラミングスクールの数も増えてきていると思います。
そういえば、小学校の必修科目に取り入れられると結構前に聞いた気がしますが、どうなんでしょう。
いずれにしても、僕はTECH CAMPのおかげで0から自分のウェブサイトを作成できました。
HTMLとCSS、簡単なJavaScriptnoの構成で拙くはありましたが、苦労した分、達成感はものすごかったです。
該当のサイトはこちらに移転して既に存在しませんが、培ったスキルは確実に本ウェブサイトの運営にも役立っています。
まあ、僕はイラスト描いたりするのも好きなので「プログラミングよりWEBデザインの方が合っているな」とは感じていますね。
適性を理解するのにも役立ちますし、少しでもプログラミングに興味のある方は、まずはTECH CAMP説明会に参加してみてはいかがでしょうか。
何かを始めるってエネルギーを使うことですし、簡単なことではないです。
しかし、マコナリ社長も仰っていたと思いますが「まずはポチってみる」ことが、人生を変えるきっかけになるかもしれません。
それは力強く無くたっていい。
数センチ前へ顔を出すだけでも、見える世界が変わるかもしれないですし、そういう意識をもっていきたいですよね。
それでは。
Bonne soirée! ここまで読んでいただき、ありがとうございました。