Bonsoir! 川古です。
前回のペルライことペルソナ作品のライブイベント開催から早2年…
ペルソナ生誕25周年の節目となったこの年、僕にとって特別なライブとなったPSW2022でしたが、ついに新たなステージが始まりました!
その名も「PERSONA LIVE TOUR 2024 -more ahead-」(PLT2024)
此度もありがたいことに参戦させていただけたため、魂から堪能して参りました!
今回は大阪会場を皮切りに、横浜、そして初となる海外(台湾)での公演も予定されているとのことで、新たなペルソナワールドの幕開けに今後の期待も高まりますね。
例によって上演中や会場内の撮影は禁止のため写真は少ないですが、感想をしたためましたので、想いが共有出来たら幸いです(※横浜DAY1のみ参加した感想となります)
また前回PSW2024の参加レポート等もございますので、よろしければご覧ください。
カゲジカン、ハジマル
「PERSONA LIVE TOUR 2024 -more ahead-」
公演概要
公演名:PERSONA LIVE TOUR 2024 -more ahead-
会場&日時:
・大阪公演(全1回)=なんばハッチ
2024年5月31日(金)開場18:00/開演19:00
・横浜公演(全3回)=KT Zepp Yokohama
2024年6月7日(金)開場18:00/開演19:00
2024年6月8日(土)開場12:00/開演13:00、開場18:00/開演19:00(夜公演は配信あり)
出演者:
Lyn(稲泉りん)、高橋あず美、Lotus Juice
VaVa(DJ)、小西利樹(GUITAR、アトラス)
以下PERSONA DANCERS
植竹奈津美、川井雅弘、Smile紗季、駿太、平野沙羅
藤井愛美、松本ひなた、宮崎あゆみ、YU JURRY
今回はその名の通りライブツアー形式ということで、各日会場としては小さめのライブハウスでの開催となりました。
観客席に関しては、大阪のなんばハッチ、横浜のKT Zepp Yokohama共に大体2000人強のキャパシティなので、前回PSW2022の約10000人と比較しても、やはりかなり少ないですね…。
この辺りはスーパーライブとの差別化もあるのだと思いますが、チケットの抽選も激しかったようで、実際横浜DAY2の昼公演は後日追加された回だったり、一部機材席を開放したりと供給枠が中々厳しい様子でした。
また1Fはオールスタンディング、2Fはオールシッティング(着席)というスタイルで、僕は横浜公演の1FスタンディングS席での参加!
スタンディングを選んだ理由としては…
・ステージとの距離を近くしたかった
・長身なので埋もれる心配が少ない
・超エキサイティン!
様子については後述で触れますが、ステージ含め、思っていたよりは少し大きいサイズ感でした。
セットリスト&キャスト
まず触れておきたいのが、キービジュアルからも解る内容ですが、今回はペルソナ3リロードおよびペルソナ5の作品群が対象となるライブです。
昨今はP3~5が主流のイベントが多いですが、ペルソナ4は今回お休みとなります。
番長は働き過ぎたのだ…
というより、直近でリリースされて旬な作品、具体的には「P3R(ペルソナ3リロード)」「P5T(ペルソナ5タクティカ(P5T)+P5R」にフォーカスしているため、ツアーの尺もありますし今回は…といったことだと思います(どうしても寂しさはありますけどね!)
また今回の公演は、日によってセットリストや出演者の構成・演出が若干異なっており、上記は後日アトラスショーチーム公式X(旧Twitter)にて公開されたリストになります。
そしてお馴染みのダンサーは勿論ですが、新規ペルソナダンサーも加わっているのが見所ですね!
ただ、美鶴役の植竹さんと真役の平野沙羅さんについては、僕が参戦した6/7では出演されていなかったのは残念ですね…。
杏殿役でおなじみの植竹さんが、今回まさかの美鶴先輩とは驚きました!
世紀末覇者先輩こと真役に抜擢された平野さんもイメージピッタリですね。
いやはや、毎度見事な手腕のキャスティングです!
グッズ商品について
グッズについては今回も多数販売されましたが、事前通販で全て済ませました!
ツアーだし抑えめに…と思ったら結構使っていたという(笑)
現地ではライブグッズの他にも、アーティストさんのCD等に加え、ペルソナのグッズも販売されていたようです。
定番のTシャツからマフラータオル、中身ランダムのガチャガチャまで色々。
僕は暑くて迷ったのですが、せっかくだし気合でTシャツにオススメのジャックフロストパーカーを着て行きました(ヒーホー!)
いざ KT Zepp Yokohama へ
2024/6/7(金)、東京から離れ、開催地となる横浜の地へ。
といっても、前回PSW2022の幕張よりは時間がかからなかった印象です。
一応ライブハウス自体は初めてじゃないのですが、Zeppに来るのは初で、いかんせん慣れていないもので少しばかりの緊張と高揚感を胸に、開場となる18:00より少し前、17:30前には現着。
既にペルソナファンによる長蛇の列が形成されていました。
優先入場となるS席1番から、数百人ずつのブロックで外周に沿うように並ぶ整列。
オフィス街の公道に面しており、混雑から人が溢れかえっていたため、迷惑にならないようにとスタッフの方も奔走している様子でした。
18:00頃になると順に入場を開始。
100人単位くらいで入場し、そこから更に小刻みに10人ずつホールへ誘導される形で、入場時にはゲートでドリンク代の支払いをして通されていきました(呼び出しの席番号がテニスとかバスケの得点みたいですね 笑)
そこからは各席、スタンディングの方は1階、シッティングの方は2階へ向かい席取り。
2階は全て指定席が用意されており、言い方を変えれば「決まった席で必ず座って観なければならない」ので急ぐ必要はありませんが、1階は早いもの勝ちスタイルなので迅速に現場確認!
僕はSの900番台でしたが、既に前列やバーの付近等、良いところは埋め尽くされていました(汗)
そこから開演となる19:00まで一時間弱、心躍らせながら待機することとなります。
とはいえSの中でも後半?だったので、体感あまり待たず開演。
あと話しかけたら応じていただいた女性の方、
その説はありがとうございました!
また待機中にはステージ開始前のアナウンスとして、ペルソナ5の明智の撮り下ろしボイスが放送され「この後の出番が控えている」といった台詞からも、会場には黄色い声が沸いていましたね!
今回会場の都合上、手荷物は中に持ち込まないことが望ましく、必要最低限に抑えたい背景がありました。
会場にコインロッカーはあるのですが、数の制限や混雑具合から、席確保のためにスムーズな入場を心がけたいことも含めて、2階席は別としてスタンディングの方は駅のロッカー等、別の方法を検討するのがベターだったと思います(ちなみに僕はサコッシュだけで来訪し、ロッカーは使用していません)
またライブハウスに通いなれている方はご存知かもしれませんが、チケット代とは別に1ドリンク制となっていました(+600円)
入場開始後に交換用コインを入手し、それをカウンターで注文する流れで、種類は炭酸飲料やジュース、お茶等で、カラビナ=ドリンクホルダーが付属してきます(ちょっとお高いレッドブルには付かなかった様子)
また希望しない方はコインだけ返却したり、実際僕はそうしましたが終演後に交換することも可能だったので、入場時にもたつかないために事前に一本持ち込むのが良いかも。
次回以降がどのような形での開催になるかは不明ですが、同様の会場でペルライがあった際のご参考までに!
ペルソナライブツアー開幕!
開幕とはいえ、全体で見れば二日目になりますが、ともあれ横浜DAY1がスタート!
と、その前にステージの様子につきましては、思ったよりも広々としていた印象がまず一つ。
舞台の中央、上手下手と、計三つの大型モニターが設置。
中央はステージ両サイドの階段から上部に上がれるような構成となっていました。
ライトアップされる前のビジュアルからも、ペルソナ5の洗練されたユーザーインターフェースや、都会の街並みを抽象的に捉えたような、過去のスーパーライブにも近しい舞台装置が垣間見え、期待感を煽られましたね。
ライブハウスのスタンディングフロアとはいえ、眼前に広がる光景は、普通にこれまで見てきたような一つの立派な「舞台」でした。
モニターや鉄柵のビジュアル、配色等…
PSW2022に近い雰囲気を感じていましたが、
3Dや演出を手掛けたのは同じチームとのことで納得です!
その心に焔を灯せ!
まずはP5TからOP曲「Revolution in your Heart」、Lynさんの力強い歌唱からスタート。
来た来た!会場が震えるような、このLynさんのパワーなんですよね、やっぱり!
照明やモニターからはテーマカラーとなる赤、赤、赤!帰ってきましたペルライに。
勿論、僕はタクティカも2周はしていますから、初っ端からノリノリでしたね。
続いて「Got Your Tail」は、同じくP5Tの物語序盤の戦闘で使用される歌唱曲。
タクティカ自体がロックテイストなバンドサウンド中心で、タテノリなライブハウスとも空間作りの相性がいいんですよね。
アトラスのコンポーザー、小西さんのギターが冴え渡ります。
前回PSW2022で初出演された小西さん
罪罰の舞耶のテーマが熱かったのは記憶に新しい!
S.E.E.S.再始動!
ここでペルソナ3へシフト!やはり最も旬なのは、タイミング的にもP3Rでしょうか。
ペルライ発披露となるP3R主題歌「Full Moon Full Life」を、Lynさんにも劣らず、切なく、真っすぐに歌いあげてくれたのは、新ペルソナシンガーの高橋あず美さん!そして僕らのLotus Juiceアニキ!
この曲、新オープニングとしてのクオリティも去ることながら、既存のオリジナルOP「Burn My Dread」の旋律が取り入れられているのが、個人的に激アツポイントなんですよね。
サビ直前のBurn My Dreadのサビのメロディとか、ぱら~らっぱら~ら~、のところとか(伝わる?)
疾走感と透明感…作品の顔となるOP曲を、期待を裏切らずに提供してくれるATLUSチームに脱帽です!
からの「When The Moon’s Reaching Out Stars –Reload–」
放課後、夜、月の輝き…P3Rの楽曲は基本的にリミックスされた「-Reload-」として登場しますが、原曲の良さを損なわず、また高橋さんが醸し出すラウンジポップみというか、フェミニンさが新しい風を吹き込んでくれています(リメイクには収録されなかった、ハム子こと女主人公版の楽曲の方向性が融合されたような趣を感じますよね!)
そしてこの辺りから、ペルソナダンサーズが続々と登場。
一つ一つの所作や表情、相変わらず役へのこだわりが素晴らしいですよね…
半分はダンサーのパフォーマンスを観に来ているわけですし、音楽との相乗効果でバッキバキですね!
ほぼ新キャストなのに自然過ぎるP5勢!
そして順平が順平過ぎる!
僕が参加した6/7は上記のようにP5サイドからのスタートなっていました。
しかしセットリスト画像にもあるように、日によって開幕の曲やセットリストの構成が若干異なり、P3R⇔P5と交互に入れ替わるようなプログラムになっていたようです。
それに伴って場内アナウンスの内容やキャスト自体が変わったりと、細かいようで大胆な違いがあって、出演者の皆さんは中々苦労されたのではないかと思います。
ショータイム!
小粋なMCもはさみつつ、今回は声出しも解禁されたということで会場は大盛り上がり。
キャストや役への掛け声、皆さん思い思いに楽しんでいました。
僕もマスクは耳から下げてたりしたんですけれど、まあ一緒に叫びましたよ(笑)
(会場では「かわいい~」が流行っていました)
OP曲の連撃が決まったところで、テンション爆上がりの「Take Over」!
前回ライブでも待望過ぎて、全身の血が沸騰した最高のバトルBGMです。
とにかくライブでまたこの曲が聴けたことが嬉しい…
しかも今回はアレンジもかかっていて聴きごたえ抜群でしたし、一緒にサビ後に「Hey!」って叫べて最高でしたね!
次の「Last Surprise」もオリジナルの名曲として忘れてはいけません。
サビの部分の声の伸びに合わせてペンライトをぎゅーーんってやるの、気持ちいいんですよね(笑)
ダンサーのキャラ衣装は勿論、シンガーの衣装も素敵でした!
次は「P5 Series instrumental medley ver.2」とのことで(ver.1は大阪公演)、P5から中ボス戦「Keeper of Lust」とP5T戦闘曲の一つ「Feudal Lord」。
どちらもエレキギターのメロディラインが特徴的ですよね。
今回は規模の関係で出演者数こそ控えめでしたが、交錯するステージ上で、この辺りのインスト曲を絡めることで、原作の世界観を堪能しつつ、キャストそれぞれが休息や交代出来るような構成になっているのも関心しました。
影時間、ハジマル
コロマル、ハジマル(え?)
そういえば僕が観た回の出演キャラクターは、おなじみP5主人公、竜司、杏、春。
そしてP3からは主人公、ゆかり、順平というシンプルなメンバー構成でしたね。
再びハジマッタP3ターンは、いわずと知れた名曲のリミックス「Mass Destruction -Reload-」から!
これ、東京ゲームショウで初めて試遊した時に聞いて、嬉しかったんですよね…ああ、本当にリメイクされるんだな、って。
本曲でも念願の「ベイビベイベー!」で一緒にシャウト出来て最高でした!ペルソナ使いの誰もが一度は口にしたい言葉。
それと、リロード版って歌詞(という勿論アニキのラップ部分)がオリジナルと部分的に異なるんですよね…二度漬けしても何度でも美味しいベイビベイビ。
で!贅沢なリミックスの後の極上のメインディッシュ来ました、P3Rでこれが一番聴きたかった人は多数でしょう!「It’s Going Down Now」フゥ――――――!!
これ世に出て最初に聞いた時、ベイビベイビが継承されてて驚きが隠せなかったです。
アニキのハイスピードラップに特有のメロディアスさが組み合わさって魂に染み渡る…
ゲームコンテンツにおいて、重要なバトル曲(優勢時)の新曲として全く恥ずかしくないですよね。
一応、東京ゲームショウ2023でダンサーと共にステージ拝見していましたが、ペルライとして生で聴けたことに感動です…何回でもテウルギア発動したくなります!
DJ & ダンシング
繋げてきたのは「DJ solo ver.2 Remixed by VaVa」ということで、今回初の参加となる新DJ VaVaさんによるDJタイム!
P5ファンにはおなじみのタイトル曲「Phantom」に始まり、「Tokyo Emergency」「緊迫」とゲームのミッション攻略中の定番BGMの流れから、シリーズを通したある種の象徴的な珍曲「時価ネットたなか -Reload-」、そしてトリにP3の「キミの記憶 -Reload Instrumental-」を持ってきてバランスを取り、心地よくさせてれました。
時価ネットの合唱は楽しかった!
シンプルにゲームBGMに身を委ねられるコーナーも魅力なんです!
次に「PLT2024 Special Dance Act」ということで、ペルソナダンサーズ達をメインに、「Will Power」「Master of Shadow -Reload-」「Tokyo Daylight」「深層心理 -Reload-」とP5、P3の双方が入り乱れての披露!(Tokyo Daylightだけお気楽!)
過去のライブ映像でも幾度となく聴いてきた楽曲ですが、中でも個人的には、Tokyo Daylightの「タラッタラッ!ターラル~ラ!♪」を一緒に口遊めたのが超ゴキゲンでした!
あそこ何て言ってるの!?(ノリでいく!)
しかし改めて振り返っても、現地で復唱したり掛け声に合わせたり出来たのは感慨深かった…。
そしてペルライは以前から、それ故に唯一無二のライブに仕上がっているのですが、ダンサーズも役の作り方やビジュアルがもはや2.5次元の舞台なんですよ。
本当に「ペルソナはやったことあるけど、ライブはなぁ…」と思っているそこのあなた!
舌の根も乾かぬうちに言ってますが(ちょっと誤用?)、ぶったまげるので是非一度観てみてほしい!
単なるゲーム音楽ライブの枠を優に超えていますから。
思い入れ抜きならオススメはPSB2017でしょうか…
ダンサーズが出てない旧来のものも素晴らしいですよね!
じゃずじん 魅惑の女性シンガーと僕らのホーム
DJ&ダンスタイムまでアップテンポなナンバーが続きましたが、ここでしっとりタイム。
Lynさんによる「No More What Ifs」です。
こちらはP5Rで追加された吉祥寺のジャズバー「じゃずじん」で流れる曲であり、またミニゲーム要素が楽しめるマイパレスで流れる曲もアレンジとなっています。
バックのモニターには、まさにゲーム内の背景が映し出され、なんとテーブルには3Dの明智吾郎とP5主人公が着席…!これには会場からも歓声があがりましたね。
Lynさんの歌唱を、我々と同じように楽しんでいる様子が表現されていました。
明智ファンも多いでしょうから、これは嬉しい演出だったのではないでしょうか。
良いムードでLynさんからは
「横の人と手繋いでもいいよ」なんて煽りも…
繋げるかーい(笑)
「巌戸台分寮 -Reload-」でも、ゲーム内の情景がモニターに映し出されます。
幾度となく包まれた景色とリズム…Lotusアニキのラップが入るムーディーなこちらは、オリジナルの旋律が特に色濃く受け継がれており、直近でゲームを楽しんだ人には特に馴染み深いホーム曲ですよね!
また両サイドのモニターなのですが、詳しいギミックは不明ですが可変式になっており、場面によって背後に立った出演者が透けて見えるようになっており、視覚的な楽しみもありました。
それぞれが映し出す街並み
引き続き、モニターを駆使した演出が続きます。
「Beneath the Mask -Tactica-」では、曲の演奏と同様、初となるLynさんと小西利樹さんのデュエットが実現しました!
元々の曲自体はタクティカ専用のルブランBGMであり、澄んだ冬の空気感と気温、積雪を想起させる綺麗なインストアレンジとなっていて、小西さんのアコースティックギターが染み渡ります。
そこにLynさんのボーカル付きということで、更に豪華で聴きごたえのある一曲となりました!
映像にはルブランが出てきてご満悦…
後方腕組おじさん状態でした(笑)
加えて春役のSmile 紗季さんも登場し、バレエスタイルのしなやかなダンスを添えて、ルブランでのムーディーなひとときを演出します…。
(惣治郎は何処へ…閉店後のシチュエーションなのかもしれませんね)
対するP3Rからは、同じく作品の夜を象徴する「Color Your Night」。
この曲、初めて聴いた時に「P5っぽい!」と感じたのを鮮明の覚えていますが、恐らくエレピの音色がP5を彷彿とさせているのでしょう。
P5からの変遷があって生まれたのもありそうですが、当時の平成、オリジナル版では誕生しなかったのではないかという不思議さがあります。
巌戸台分寮や駅前、ポロニアンモール、港区の夜の街並みを背景に、歌唱ではアニキとあず美さんが艶っぽく会場を彩っていました。
また原曲を聴いていた時から、ライブにおあつらえ向きだと思っていたサビ部分「ヘーーイ!」の掛け声も予想どおりバッチリ!
会場の皆さん声が揃って、さながらゲームのBGMそのままのようでした。
P3の曲は、ライブというか、ライブハウスにマッチするものが多いですよね!
気分はクラブエスカペイド!
キール!ブラッディマリー!カシスオレンジ!
あやっぱりウーロン(ry
夢が叶ったショータイム
日常曲が終わり、迎えた最終局面。
「Throw Away Your Mask」はP5Rで追加されたラスボス曲であり、「Keep Your Faith」のボーカル版。心の怪盗団が新たに対峙する問題にも関わる、スローテンポでありつつも、激しさと悲壮感が溢れているテーマ性の高いナンバーです。
(この連戦の繋ぎ、多くのプレイヤーの胸が高鳴ったと思います!)
いつかあの人も、ペルライに出るのだろうか…
今回、夢が一つ叶いました。
以前からペルソナスーパーライブ以降、ペルソナダンサーズは登場しているのですが、普段着(学生服)でのパフォーマンスが常でした。
ただP5ファンなら必然、こう願ったのではないでしょうか。
『怪盗団の衣装を身に纏った彼らを見てみたい…』と。
やはり華があるので企画としては存在していたと思うのですが、仮面で視界が悪くなったり、武器に危険性があったり、安全面での課題が多く実現が難しいのかなとは思っていました。
でもPSW2022における番長&皆月の刀を用いた殺陣も披露していましたし「これはいけるのではないか?」「いつか怪盗服でのダンスも観てみたいな…」という想いを募らせつつ、多分、次のペルライ(ペルソナスーパーライブ)辺りでやってくれるんじゃないだろうか、と…
それが早速、実現しました!怪盗ダンス!!
これが今回一番の目玉と言っても過言ではない!
P5Rが誇る屈指の人気曲「I believe」。
僕も大好きなこの曲、作中ラストのシーンでしか流れないのですが、プレイ時には思わず手を止めて聴き入ってしまった方も多いでしょう。いや絶対止めるでしょう。
P5R版の、もう一つの「Life Will Change」とも言える本曲で盛り上がりも最高潮となってきたこの頃、画面にはP5キャラの覚醒シーンが…それに連動するように怪盗服姿のダンサーが出現!
しかもジョーカー、スカル、パンサーの順で「ペルソナ!」というキャラクターボイス入り!
まさにLast Surprise、会場も大いに盛り上がっていました。
しかし、まさかこんなに早く夢が叶うとは…!
今回は三名でしたが次は是非、他のメンバーの衣装も拝見したいですね!
新生特別課外活動部、再始動!
獅童!じゃない始動!!
P5サイドの興奮冷めやらず、続いたのは「The Meaning of Armbands」。
P3R本編では新戦闘服を着用し、颯爽と登場するムービーが印象的でしたね。
この流れ、ということは…です(笑)
現れたのはモニターの3Dアイギス&新戦闘服を身に纏った主人公、ゆかり、順平!
そして「全ての人の魂の戦い(P3R ver.)」~「Burn My Dread -Last Battle Reload-」と、シリーズ屈指のラスボス曲が飾ります。
一番好きなラスボス曲!
全ての人の魂の戦いは、リミックスとはいえ、この曲も実は生で聴くのは初めてで…ずっと聴きたかった曲です。
ペルソナを象徴とするベルベットルームの曲「全ての人の魂の詩」のアレンジになっていて、最終決戦に相応しい曲。
シリーズとして、ちょっと先出しし過ぎた感ありますよね(笑)
しかし衣装のクオリティも去ることながら、皆さん役にハマり過ぎている…
P5のみならず、こちらもいつか特別課外活動部でフル出演していただきたいですよね。
(因みに衣装はキャラクターデザインの嶋田あずささんが直々に監修しているらしく、ちゃんと剣や弓、テウルギアのカートリッジも抜けるようになっていたとのこと!)
そして本来のセットリスト最後の曲「キミの記憶 -Reload-」で終幕となりました。
何度聴いても美しい曲…
およそボーカル泣かせなことで有名な本曲ですが、流石の歌唱力でサビも難なく歌い上げてくれた高橋あず美さんに今一度拍手を送りたいです!
Encore -Reload-
勿論、終幕はしません!(笑)
ライブと言ったらアンコール、アンコールと言ったらライブ。
そして昨今、アンコールだけでもちょっとしたミニライブを開催出来る密度!
一曲目は「遥か 君へ」、P5Tのエンディング曲、流石に来ると思っていました。
幕間の出来事、P5Tはスピンオフとして静かな締め括りの印象ですが、プレイしてから歌詞の内容を見ると泣けてくるんですよね…。
「Want To Be Close -Reload- ~ Changing Seasons -Reload-」とP3R日常曲のコンボは、一体何度耳にしたことか。
そういえば、後者はオリジナル版ではインストだった部分に新たに歌詞が追加されて驚きました。
そしてP5RのOP曲「Colors Flying High」は、PSW2022でもDAY1の開幕だったため、OP映像のインパクトも相まって特に感慨深い一曲。
「Life Will Change」は鉄板中の鉄板、これが無ければP5は語れませんし、終われませんよね!
最後にこの二曲持ってくるかー、という(笑)
(特に肩が死ぬ)
PLT2024のしんがりを務めたのは「Deep Breath Deep Breath -Reincarnation Reload-」。
この横ノリな曲もペルライではおなじみになりましたね。
作品の枠を超え、Lynさんもコーラスで参加し入り乱れるキャストの皆さん。
キャストと観客で、揃って手を横に振るのが楽しいんですよね。
弾けた後のクールダウンとも言える役割を果たし、夢の一夜はこうして幕を閉じました!
PLT2024では開演前と終演後にキャラクターナレーションが流れました。
SNSで拝見したところ、それぞれ以下のような構成だったようです。
・大阪初日:順平→順平+P3主人公
・横浜Day1:明智→明智+P5主人公
・横浜Day2昼:モルガナ→P5主人公
・横浜Day2夜:アイギス→アイギス+P3主人公
P5がP3にサンドイッチされる形ですね…
僕が参加した横浜やDay1では、明智とP5主人公が足湯に行くみたいな会話でした(笑)が、どうやら順平とP3主人公の場合は、一緒にタコ焼きを食べに行く、みたいな話らしいです。
いずれにしても、全パターン聞いてみたいですね!
気になった点
いつも素晴らしいライブ体験をありがとうございます。
しかし、より良いコンテンツにするため、問題点についても触れなければなりますまい。
正直なところ、今回思う所もそれなりにあるため、少々厳しめに書き留めたいと思います!
・開催場所と規模
今回の2024はPSL(ペルソナスーパーライブ)とは異なり、PLT(ペルソナライブツアー)ということで、各所を巡るツアー形式です。
そのため、どうしても会場と公演内容のコンパクトさが目立ちました。
個人的には過去3回のPSLの感動が凄まじかったのもあり、生ライブでの醍醐味である楽器演奏や起用キャストの少なさ、演出面やマンパワーでスーパーライブに劣ることは否めませんでした。
それでも、アイデアで予想を超えるエンタメをお届けしてくださったとは思っていますが、そこはやはり、概ね2年に1度のペルソナミュージックのお祭り。
目的や趣旨が異なるのだとは思いますが、大規模且つ威力の高い催しの方が嬉しいと感じました。
また箱が小さいことで出演者との距離が近いのは良い点ですが、同時に用意出来るチケット・席数が少なく、倍率が高くなりがちなのはやはり苦しいですね。
ATLUSさんは自社IPを謙遜し過ぎだと思う!
ペルソナの人気や功績はもっと偉大です!
・席種について
まず、今回VIPが無かったのは残念でした。
そしてS席の扱いが非常に悪かったです(スタンディングの場合)。
SとAで差があるのは解るのですが、同じSでも無視出来ない差がある問題。
形式上優先順があるとはいえ、早い者勝ちでの場所取りに加え、Sでも番号によってかなり前後していました(自分はS900番台でしたが、S1~100番台とは雲泥の差)。
そこに起因して、同じS席なのに全然立ち位置や見え方が違ったり、位置を割り込まれたり…。
また僕自分は身長が高めなのでいいのですが、背丈の低い方は同情せざるをえませんでした。
実際、隣でお話した女性の方からも、前の客で視界が遮られて全然ステージが見えないとの意見を聞きました(根強いファンの様子だったのに可哀そうでした)。
『近くで観れるから良い席を買ったのに…』
せっかくのSのメリットが少なく,不満も多かったのではないでしょうか。
なので、箱の仕様としてオールスタンディングorシッティングなのは解りますが、良くない形で格差が生まれてしまった印象を受けました。
PSW2022の際は、(コロナ禍ということも含め)隣席との余裕が無さすぎたのもストレスでしたが、同時にVIPの有り難みもありました。
ただ今回は席におけるデメリットが顕著だったため、この点は特に今後ご参考いただきたい所存です。
VIPは是非また応募&参加したいです!
・公演日によるセットリストの違い
今回開催日によって、若干のセットリストと出演者(キャラ)の違いがありました。
その試みやサプライズ自体は面白いのですが、後半になるにつれ豪華になったり、計4公演ある以上、希望する内容に臨めなかったり、贔屓に感じるといった事態も発生していたのではないでしょうか。
例えば、事前に告知の上、PSS2019やPSW2022のように大々的にプログラムを予め設定・告知しておいた方が、応募の段階からより深く世界観を、安心して味わえるのではないかと思います。
また大阪~横浜の公演日に間があることに伴って、SNS等でのネタバレ防止協力は訴えられていましたが、少なからず漏洩は見かけましたし、その判断を個人に委ねるのは些かリスクがあるのではないかとも感じています。
新作発表が無かったのは救いだったかもしれません…
・P4が無い
これは単なるわがままです(笑)
やっぱり、P3以降だと3~5までのセットがデフォルトなイメージが強く、また3→5と間を空けて構成されていると不自然な気もする…。
作品のリリースに関与しているので致し方ないですが、寂しい気持ちもあったことは確かですね。
付け加えるならP5Sの曲が無かったことですかね…
とりあえずこの点は次回のスーパーライブに期待です!
あ、なんならP4オンリーライブでもどうですか!?(あとリメイクお待ちしています)
更なる飛躍 -more ahead-
念願叶った前回のPSW2022から、およそ二年ぶりのペルライ。
終わってみれば二時間程のライブは本当にあっという間で、やはり名残惜しいです。
今回は一公演限りの参加だったということもあり、より体感時間も短く感じました。
正直、事前情報の段階でツアーの規模感やペルソナ4がラインナップに含まれていない等、心配な点はいくつもありました。
ただ、これまでの経験をしっかり踏襲しつつ、新衣装等の新しい試みもあったり、想像を超えてきたエンターテインメントがそこにありました。
僕自身、ツアーならではの新たなペルライ体験、積み重ねとして吸収できたと思います。
まだ見ぬキャラクター、聴いていない楽曲等、楽しみは尽きませんが…
ひとまずの休息とし、引き続き色んな角度からペルソナを楽しんでいきたいですね。
あの日、横浜の地にて、確かに心は頂戴された!
そして次は、ペルソナスーパーライブとして再び相まみえることを心待ちにしています!
無論、VIPで参戦希望です(笑)
そんなところで。
Bonne soirée! ここまで読んでいただき、ありがとうございました。