【レビュー】PSS2019 ~Q番シアターへようこそ~【新たなる挑戦!】

レビュー

Bonsoir! 川古です。

待ちに待ったペルソナの音楽祭、ペルライことPERSONA SUPER LIVEの開催日が近づいてきましたね!

今年のPSW2022詳細は以下

PERSONA SUPER LIVE P-SOUND WISH 2022 ~交差する旅路~ 公式サイト
『ペルソナ』シリーズの音楽イベント、「PERSONA SUPER LIVE P-SOUND WISH 2022 ~交差する旅路~」2022年10月8日(土)、9日(日)幕張メッセにて2DAYS開催決定!今回はペルソナライブ初の土日開催!

公演名:PERSONA SUPER LIVE P-SOUND WISH 2022 ~交差する旅路~
会場:幕張メッセ国際展示場7-8ホール
出演者:
DAY1:Lyn(稲泉りん)、川村ゆみ、Lotus Juice and more…
DAY2:Lyn(稲泉りん)、平田志穂子 <GUEST:Lotus Juice>and more…
※出演者は予告なく変更になる場合があります
日時:2022年10月8日(土)~ 10月9日(日)
DAY1:開場16:00/開演17:00
DAY2:開場14:00/開演15:00

僕も日に日に、ペルソナもといペルライへの思いを募らせています。
公式Twitterでも、メンバースタッフ皆さま楽しそうで何よりです!

そして、雰囲気の予習も兼ねて、前回2019年開催のPSS2019のBlu-rayを購入・視聴(観覧)しました。
今回はこちらの内容についてまた感想を綴らせていただきました。

また、2017年開催のPSB2017については、以下の記事にて感想を長々と書かせていただきました。

いや、今回のは実は書くつもりは無かったのですが、視聴して案の定感情をぐしゃぐしゃにされてしまい…
やっぱり書き留めておこうと思った次第です。

とはいえ、いささかパトスが迸りすぎる&曲の情報量が非常に多いため、個々の曲についての詳細は割愛しようと思います。

各楽曲の魅力については、是非ご自身の眼と耳で確かめてみてください!

PSS2019は以下の方に特にオススメです!

  • ダンシングシリーズやQシリーズが好き
  • 臨場感あるライブやエンタメが好き
  • ペルソナ愛には自信がある

会場のキャパシティ自体は前回2017年の横アリより狭いはず…
にも関わらず、それを超える熱量に圧倒!

「PERSONA SUPER LIVE P-SOUND STREET 2019 ~Q番シアターへようこそ~」

公演概要
PERSONA SUPER LIVE P-SOUND STREET 2019 ~Q番シアターへようこそ~
PERSONA SUPER LIVE P-SOUND STREET 2019 ~Q番シアターへようこそ~4月24日(水)・4月25日(木)両国国技館にて開催!!

公演名:PERSONA SUPER LIVE P-SOUND STREET 2019 ~Q番シアターへようこそ~
会場:両国国技館
日時:2019年4月24日(水)、4月25日(木) 開場18:00/開演19:00(両日)

会場となった両国国技館の客席のキャパシティは約11000人程で、前回PSB2017の横浜アリーナが約17000人。

キャパ自体は前回横アリの方が多いですが、今回は二日間に渡る公演なので総合的な集客では勝っていそうです。
とはいえ、そもそも内容が違いますし一概に優劣を語れるようなものではないですね!

更には日替わり曲があったりもしたようで、両日参加された方も少なくないんじゃないでしょうか。

僕は本公演が決まったタイミングで、初めてペルライの存在を認知しました。

当時は応募するか迷ったのですが、5以外の作品への造詣が浅かったため見送る結果となりました…。

生の臨場感に勝るものはありませんが、正直なところ今だからこそ100%楽しめる内容ではあったので、複雑な想いです。

だけど一つ一つが繋がって、今では心からペルソナを楽しめる自分がいる…。

大事なのはこれから楽しむ気持ちですね!

逆に考えるんだ「今からでもいいさ」と

セットリスト

P3~P5、そしてDシリーズやペルソナQ2等の新作を含んだラインナップ。
目まぐるしい展開と豊富なアレンジ・選曲が特徴的です。


  1. Life Will Change
  2. PSS2019『Welcome to the Theater』
    ・He is Justice,Justice is him
    ・Rivers In the Desert -instrumental version-
    ・I’ll Face Myself -Battle-
    ・Burn My Dread -Last Battle-
  3. ROAD LESS TAKEN
  4. Wait and See
  5. Remember, We Got Your Back
  6. Burn My Dread
  7. Pursuing My True Self
  8. Wake Up, Get Up, Get Out There
  9. When the Moon’s Reaching Out Stars
  10. Tokyo Daylight (ATLUS Kozuka Remix)
  11. One Nightbreak
  12. Cinematic Tale
  13. BARにゅぅカマー
  14. The Whims of Fate (flamenco ver.)
  15. Heartful Cry
  16. 深層心理 (Lotus Juice Remix)
  17. 霧 (ATLUS Konishi Remix)
  18. Rivers In the Desert
  19. Mass Destraction (Tetsuya Kobayashi Remix)
  20. Dance!
  21. GROOVY
  22. Last Surprise (PSS2019 Special Remix)
  23. Our Moment
  24. PSS2019『Special Bigband Medley』
    ・死線
    ・ボス戦闘
    ・時価ネットたなか
    ・Reach Out To The Truth
    ・Keeper of Lust
  25. Beauty of Destiny
  26. キミの記憶
  27. BREAK IN TO BREAK OUT
  28. Beneath the Mask
  29. sky’s the limit
  30. MAZE OF LIFE
  31. Nothing is Promised
  32. Invitation to Freedom

    -アンコール-

  33. 行くぜ!不死鳥戦隊フェザーマン
  34. Light the Fire Up in the Night “KAGEJIKAN”
  35. Place of My Heart
  36. colorful world
  37. 星と僕らと
  38. Colors Flying High

商品について

■【初回限定版(PSS2019スペシャルBOXセット)】は特製BOXケースにBD2枚+CD3枚+特製レアTシャツ付
■通常版はBlu-ray2枚組と音楽CD3枚組を別個で展開
■Blu-rayのDisc1にはオーディオコメンタリーも収録!Disc2には以下特典映像を収録
■60分超メイキング映像 Behind the scenes of PSS2019
■本番中のバックステージの様子
■Let’sスタイリッシュ・バイト!フェザーマンが現れるまで
■VIPシート特別体験
■PSS2019 日替わり楽曲のすべて(日替わり演奏曲映像)
01.Shadow World
02.More Than One Heart
03.Blooming Villain (ATLUS Konishi Remix)
04.The Whims of Fate
05.Brand New Days
06.Light the Fire Up in the Night “MAYONAKA”
■主人公たちの本番カウントダウンボイス(事前に公式広報Twitterで公開された主人公の専用ボイス)
・P3主人公(石田彰)
・P4主人公(浪川大輔)
・P5主人公(福山潤)

発売時期もあってか、今作の限定版はまだ割と流通している様子です。
でもあくまで初回限定生産品で売り切れしているところも多いので、ご購入を検討されている方はお早めに!

僕はもちろん限定版を購入しました!

(Tシャツ勿体なくて着れないマン)

特典内容については、PSB2017にも増して長尺になっていますので、今回も見応えアリです。

PSSのここが熱い!

①ライブならではのアレンジ
②より「観る」楽しさに特化
③更にアクティブになって帰ってきたダンサーズ
④これが本当のLast Surprise!
⑤60分を超える豪華映像特典

①ライブならではのアレンジ

ライブといえば、実際の演奏や歌唱を生で体感出来るのが醍醐味。
普段スピーカーやイヤホン越しに聴くものとは違った臨場感や息遣い、演奏ごとの差を肌で感じるのも楽しいですよね。

本公演を構成する曲の一つ一つは、新曲から既存のおなじみの曲まで、ほぼ専用のアレンジが施されています。

そのため、ここにしかない独特な空気感も感じられるので「ヘビロテし過ぎて飽きたよ」という方も、新鮮な気持ちで聴くことが出来るはずです。

同じようでもちょっとずつ違うので、是非聴いてみてください!

そしてセットリストも少し尖っていて「BARにゅぅカマー」や「時価ネットたなか」等が含まれているのも面白いですね。

ビッグバンドやフラメンコのパート辺りは、もはや原曲と別物といって過言じゃありません。

②より「観る」楽しさに特化

PSS2019は映画館風の異世界に迷い込んだペルソナ主人公達が邂逅。
観客とともに映画(本公演)を楽しむ、といったストーリーラインに基づいて展開されていきます。

設定や舞台デザインはペルソナQ2や作中のカモシティをベースにしたような雰囲気で、主人公達のやりとりもユーモアがあって微笑ましい。

さながらブロードウェイミュージカルの趣を感じる豪華なステージやビジュアルも見所です。

立体的で視覚的にも超・エキサイティンッ!!

更には巨大なモニターを使用した映像演出もあり、より会場は熱気に包まれている様子…
中にはファンの回転によりペルソナが浮かび上がるホログラムギミックなんかもあって驚きました。
これにはファンもビックリ…ファンが…その…いえ、何でもありません。

そして舞台装置もさることながら、後述するダンスによる楽曲ごとの雰囲気作りや視覚的効果も強化。

国技館の四面楚歌状況で(使い方ちがう)、良い意味でより目のやり場に困る印象でした。

聴いて楽しい、観てもっと楽しい。

いやはや前回に続き、総合演出の小林鉄兵さんによるセンスが光っていましたね。

1MOREポイント

今回もペルソナダンサーの方が一曲一曲を余すところなく盛り立ててくれています。
また曲それぞれに衣装からこだわり、世界観を表現しているところも魅力。
ライブ自体のボリュームに加え、着替えや衣装直しの多さに苦労が垣間見えますね。
そしてそれらを支えるスタッフさんのクリエイティビティにも賞賛を送りたいです。
一人一人、一回一回を大切に作り上げるからこそ、最高のエンタメが生まれるんですよね。
あと、演出との折衝の末採用されたという傘などの小道具類も要チェック!

③更にアクティブになって帰ってきたダンサーズ

一番の見所と言って差し支えない、ペルライに欠かせないペルソナダンサーズの皆さん。

今回特徴的なのが、ダンサーそれぞれがダンサーとして登場している点でしょう。

というのも、通常は「〇〇役」としてコスチュームを身に纏って登場するのですが、PSS2019では曲ごとに装いを変えて表現しています。

特定の誰かではなく、様々なシチュエーションで公演を彩ってくれており、より個々のダンサーとして魅力が凝縮されているんです。

また熱量がすごくて、ジャンルも多彩なのが本公演の特徴。
そんな中踊りきるダンサーもとい演者のキャパシティやばいなぁと思いながら観ていました。

本当かっこいいんですよ、ダンサーの皆さん。

宮崎あゆみさんのタップダンスも健在!
LJアニキもダンスしますよ!!

もちろんメインボーカルの川村さん、平田さん、Lynさんや楽曲演奏者、目黒大明神!に注目なのは言うまでもありませんが、是非ダンサーの皆さんのアクティブな姿にも着目してみてください!

1MOREポイント

僕も舞台でダンスパフォーマンスをやったことがありますが、物凄い体力使うんですよね。
演出上チェイスなんて言ったりもしますが、走ったりするのも合わせるとこれがしんどい。
(舞台裏でヒーホーヒーホー息を切らしていた記憶が思い出されます…)
楽しいんですが、何度も繰り返すと正直「も、もうやめて…」って思っちゃったり(笑)
ゲネとか一回でいいと思ってしまうので、本当ダンサーの方に感心します。
それから余談ですが、アニキのはいてた白いサルエル欲しい!

④これが本当のLast Surprise!

前回PSB2017でもありましたが、本公演の最後に新作発表の場が設けられていました。

ただ、今回発表された新作タイトルは、まず人気のP5の豪華版P5R(ペルソナ5 ザ・ロイヤル)。
続いてP5の完全続編となるP5S(ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ)ということで、期待の高まり方が違っていたように思います。

会場からは大歓声があがっていましたね!

これ、当時現地にいたら…
僕なら卒倒&失禁(うれしょん)
したかもしれません

更に驚きだったのが、映像発表に加えてP5Rの新たなヒロイン芳澤かすみ(ダンサー=あらお ゆりかさん)が会場に登場!
新OP「Colors Flying High」をBGMに、華麗な舞を披露してくれました。

ちゃんとキャラクターに合わせて新体操スタイルのパフォーマンスなのが嬉しかったですね。

この企みには誰もが新作への期待に胸を膨らまさざるをえなかったに違いありません。

これぞまさに、PSS2019のLast Surpriseといった感じでした!

⑤60分を超える豪華映像特典

本編に負けず劣らずの特典映像もペルライBlu-rayの魅力の一つ。

まず今回は本編Discにオーディオコメンタリーが付属しています。
ここでは作品制作にまつわる裏話などが聴けて、より理解が深まりましたね。
(何かしらの作品愛がある方は、オーディオコメンタリーの価値は解っていただけるはず!)

そして本番に至るまでのキャストスタッフの練習風景やものづくりの様子が解る、60分超えのメイキング映像あり。
本番中のバックステージの演者の様子が解る風景もあり。

演者の皆さんが本当に楽しなのが伝わってきて…
これは一部の方に伝わる内容かと思いますが、舞台裏でダンスしたり、結構あるあるじゃないでしょうか(笑)
(自分も舞台で開始前握手して回ったり、裏で小躍りした思い出)

インタビューでアニキが毎回冷静に分析してるのがなんか面白かったです
ラッパー然り、きっと地頭がいいんだろうなあ

「Let’sスタイリッシュ・バイト!フェザーマンが現れるまで」は、アンコール一曲目となった「行くぜ!不死鳥戦隊フェザーマン」の衣装制作から舞台裏の様子が楽しく描かれており必見。

VIPシート特別体験コーナーでは、VIPの方が体験した内容を映像として紹介されています。
この頃からVIPはあったんだと初めて知りましたが、それにしても…羨ましい!

えぇぇ!?舞台上に上がれるとか、最高なのかぃい!?
びゃあぁぁ、僕も上がりてーー---!!

また今回は2DAYSあったため、日替わり曲もあったようです。
それら楽曲の映像が網羅されているのも、これだけでミニ映像作品としての価値がありますし。

公式Twitterで公開されたシリーズ主人公達の録り下ろしボイスが聴けるのも嬉しいですね。

1MOREポイント

個人的には今回KAZOOさんのフェザーマンのくだりがツボでした。
本編演出の面白さもさることながら、メイキングでより大変さが伝わってきましたね。
マスクを石膏の型から作ってるとか、熱すぎる!
スタイリッシュバイトて…ペルソナなら人間パラメータ全上がりしてそう(笑)
しかし…川村ゆみさんとLynさんの歌声、特撮ヒーローものとの親和性ヤバない?

残念だったところ

いやはや、良いところ尽くしではあるのですが…
レビューとしては、出来る限りマイナス面にも言及しておきたいところ。
なので心苦しいですが(強いて言うなら)残念だなと思った部分をあげてみたいと思います。

演出外設備が頻繁に見える
これは会場である両国国技館の構造上しかたないのですが…
頻繁に緑の非常口灯とプロンプ画面(歌詞カンペのようなもの)が映っているのは少し気になりました。

とはいえ、安全面から非常口は消灯することは出来ません。
それにある意味では、記号的なビジュアルがステージと不思議とマッチしている感もありましたし、大した問題ではないのですが…カメラワークも大変ですね。

セットリストが少し特殊
前述のとおり、今回はアレンジ尽くしであり、それが大きな魅力となっています。
ただ裏を返せば若干ニッチな曲構成でもあり、いわゆる「王道が聴けない」とも言えます。
(一例ですがP4の人気曲、Reach Out To The Truthはビッグバンドアレンジでノーマルの歌唱や演奏は無し)
加えてスピンオフ的なタイトルの楽曲も多めです。

もちろん通常に近い形での曲もありますが、どうしてもこういった事情から「あの曲が聴きたかった!」と思った方はそれなりにいるのかな、と感じました。

特典に開演前アナウンスが無い
メイキングの一部カットを見て気付いたのですが、PSS2019でも開演前のキャラクターアナウンスがある様子でした(聞こえたのはP5のジュスティーヌ&カロリーヌのバージョン)

しかし今回はそれが特典としては用意されていません。
PSB2017では開演前アナウンスが全種類収録されていたのですが…それが無いのはちょっと残念ではありました。

新たなる挑戦と進化するエンタメ

今回は「PERSONA SUPER LIVE P-SOUND STREET 2019 ~Q番シアターへようこそ~」について、ブチッとレビューさせていただきました。

前回とはまた異なるアプローチで、新しい挑戦を感じることが出来るPSS2019。
きっとこれからも、最高のエンタメとして進化を続け、新たな驚きを提供してくれるだろうという期待感をもたらしてくれます。

毎度感じるけれど、観客もそうですが演者の方は特にペルソナロス、凄いと思うんですよね…

ペルソナの素晴らしいゲーム体験、卓越したコンテンツ力もありますが、ペルライの盛り上がりは他に類を見ないかもしれません。

それだけ参画する方々の熱量、想いが溢れている。

気付けば涙がこぼれている…この気持ち、解ってもらえるはず

本記事掲載時点で、PSW2022の開幕まであと僅かですが、今からでも遅くありません!

PSS2019は直近での最新ライブですし、これまでのペルライに触れたことが無い方も、雰囲気が解りやすいかと思います。

予習や新たなエンタメの境地としても、是非お手に取ってみてはいかがでしょうか。

これを観ればきっとあなたも、パトスがバイブレーションでペルソナがパージ!のはず!!

(そっとしておこう)

Bonne soirée! ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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