Bonsoir! 川古です。
皆さんは声優という職や存在について、どういう印象を持たれているでしょうか。
当たり前に、今や人気職業であるという認識になっているかもしれません。
そんな中で、ここ最近に限った話ではありませんが、声優に関するスキャンダルは昔より各段に多くなっている気がします。
直近でも、ある声優業の方の週刊誌による熱愛報道が話題になったみたいですね。
その他にも不倫のすっぱ抜きだったり、殺害予告といった物騒なものもあったり…
法律や倫理的に問題があるものはまた違った話ですが、声優のスキャンダルというのは界隈でもネタになるようです。
今回は声優としての在り方に焦点を当てて、日々思うことに少しふれました。
個人的には、原点回帰したほうが幸せになる人は増えるんじゃないかな、なんて思ったり思ってなかったり。
声の仕事をメインにした俳優・女優…
ものは言いYO!演じることは楽しいYO!
声優の話題性
声優がアレコレいわれるのは人気である証。
過去の記事でも触れていますが、声優のメディア露出が増えたり、仕事内容が多彩になってきたことが背景にあると感じます。
本来裏方であると言われる声優ですが、今はビジュアルや個性を含めて商品であり「売れるために何でもやる」スタンスが流行りです。
というより、一種の強制力として働いてしまっているのではないでしょうか。
また商品価値に加えて、ブランディングの力が大きいですよね。
知名度が上がればファンも増え、広告塔、インフルエンサーとしての影響力も大きくなります。
例えば僕自身、個人的に尊敬している声優の一人である中村悠一さんを挙げれば、Twitter等のSNSで度々トレンドになるのを見かけます。
同じ事務所所属の声優・櫻井孝宏さんは、メディアでこの現象について「昔なら異常」といった言及をされていたのを聴きました。
当たり前ですが、話題になるには話題性が無ければならず、主にこうした対象は芸能人や有名人にフォーカスされることが多いでしょう。
とどのつまり、良いか悪いか、声優が上記の括りに違和感なく含まれるようになったということ。
声優という存在が“打たれるべき出る杭になった”ということなのかもしれません。
ファンは無論大切なもの
ただ、ファンありきの商売になってしまっているのは、
有名無名問わず、悩みの種かもしれませんよね…
交際報道について
十把一絡げに「熱愛」なんて言い方をされていますが、交際発覚したとか結婚していた、とか…。
一般人なら「ふーんそうなんだ」で済むことですが芸能人、中でもとりわけアイドル的な見方をされている方等が大きく取り上げられますよね。
メディア露出が増えたとはいえ、人によっては「誰それ?」というケースもありそうですが…
昨今声優でもこういったスキャンダルは増えているように思います。
この部分に関しては、結論、根本としては“本人の好きにしたらいい”とは思います。
思うのですが、本人の意志に関わらず少なからず影響があるのもまた事実。
それは声優が話題性に富み、アイドル化してきているという実態でもあるんじゃないでしょうか。
(もちろん全てではなく、一部週刊誌等のネタにされる立場の方もいるということ)
裏を返せば、声優が活躍し多方面で評価される流行りの時代だから、こういうことが起きているという証左でもあります。
本筋に話を戻すと…
あくまで本人の好きにしたらいい、とは思うのですが評価される人間・プロには責任が伴います。
相応の制約やイメージ戦略という重圧があるでしょう。
例えばアイドルは偶像であり、恋愛禁止という、大衆が形作ったイメージがあります。
これは誰が良い悪いとかいう話ではなく、アイドルは理想であり、その必要条件みたいなもの。
どういう嗜好やこだわりを持つかは個人の自由。
別に決まりは無かったとしても「こうあってほしい」という人が多数派になれば、世の中の考え方として定着してしまいますし。
よく「アイドルだって恋愛したっていい」等の意見を聞きますが…
これについては前提がおかしくて、プロを志すのであれば矛盾しています(やりたくてやっているのであれば)
何かしらのプロフェッショナルである以上、世間が求めるニーズには向き合わないといけないということですね。
当人にも常に評価される覚悟があるはずですから。
ちなみに僕は所謂声優ファンにはなったことがないですし、目指した理由でもないです。
ただ、好きな作品やコンテンツに携わった人には「お会いしてみたい」とか、対面して緊張するとかは普通にあります。
それはファンとか男女関係なく敬意や憧れであって、つまるところリスペクトなんですよね。
こういうのは有名な方でも割と当たり前ですよね?
……当たり前ですよね!!?
とはいえ、最近の女性声優の方は綺麗な人多いですよね(※昔は違うとは断じて言っていない)
裏方のはずの声優
文字やキャラクター等に命を吹き込む声優。
根本は演技者であることに違いありませんが、元々は俳優から派生したものであり、裏方であるといいます。
それが現在では人気となり、目指す人が増え、定義は不明ですがお笑いのように「第何世代」なんで言われているのも見かけました。
流行というのは動きを作るので悪いことではありませんが、話題性ばかりが先行してしまうのも考え物ですよね。
そんな中、声優が使い捨てになる事に悲しみの声をあげているのは、ベテランの三ツ矢雄二さん。
最近では体調を崩す方も増えているようで「なんでもやる」方向性の煽りを受けている…
榎本温子さんも、自信の経験をふまえシビアな環境について話されていました。
三ツ矢さんらは原点回帰というか、昔のころに戻ってほしいと願っているようです。
ただそれは声優ブームが去らないと難しいことであり、やんごとなく、考えるほどモヤモヤしてしまいます。
そして現在の在り方を作りあげた原因は他でもない業界であり、世間・消費者なんだと感じます。
業界を諸手をあげて盛り上げたのは大衆であり、首をしめているのもまた大衆。
サバイバルだというのは僕も何度も耳にしてきましたが、このままだと目も当てられない惨状になるのかも。
それとも“景気が悪いから”の一言で片づけられてしまうものなのでしょうか。
これからの声優像
声優という存在が表に出てきた、というか馴染んできた昨今。
話題になるということは良いことですし、見方によってはこの世情は承認欲求が強い人の味方になるでしょう(勿論そうでない人もいますが)
ただ同時に「何でもやれる人・やらなければいけない人」と思われている節や重圧があることも否めません。
冒頭に戻りますが、何の保証もされていない職業であるところの声優は、原点回帰をした方が幸せになる人は増える気もするのですが、果たして現在ではどうなんでしょう…と、甘言をいってしまいたい気持ちにもなるのでした。
それこそ流行に乗り遅れて沈んでしまうのか、流行を変えるムーブメントがあれば、あるいは。
表に立って疲れてしまったなら、ここいらで裏に立ち返ってみては
(ブームが去らないと無理だっつってんだろ!)
まぁあれこれ考えるのは、持たざるものの僻みなのかもしれませんがね!
あなたは声優の在り方について、どう思いますか?
と、不安と期待を抱きつつ。
Bonne soirée! ここまで読んでいただき、ありがとうございました。