【オススメ】TE-BD21j-ltdpnk【これだけあればいい】

オーディオ

Bonsoir! 川古です。

皆さんは音楽好きでしょうか。バイブス上げてますでしょうか。
僕が音楽を聴き始めた頃は、CDプレイヤーだったりMDだったりが主流でしたが、今はスマホだったりDAPだったり、色んな手段で音楽が聴ける時代になりました。

詳しく覚えていませんが、10年くらい前でしょうか。ワイヤレスイヤホンが世に流通し始めた頃は

「無線で音楽聞けるの?すげーーー!!」

なんて思いはしたものの、正直音質が悪く、雑音でざらついたり、聴けたものではなかった印象です。

しかし…それから時代は進みました。

現在は色んなメーカーから、高性能なワイヤレスイヤホンが次々と登場しており、ワイヤレスイヤホンを使って通学や出勤をするのが当たり前のようになってますよね。

余談且つ少し古い情報ですが、2020年10月20日時点で、JR東日本管内(7月~9月)における線路の落とし物のワイヤレスイヤホンが約950個もあったそうです(参考:テレ朝news)
イヤ、落としすぎでは…耳だけに。
すみません、どうでもいいですよね。耳が痛いです…イヤイヤイヤ…

そんなわけで、今回は僕が愛用しているイヤホン「TE-BD21j-ltdpnk|AVIOT」について紹介します。

先に言ってしまうと、正直音楽用のイヤホンはこれだけあればいいと思うほど素晴らしいアイテムです。
ピヤホンの購入を検討している方、気になっている方は是非参考にしていただけたら嬉しいです。

「TE-BD21j-ltdpnk」とは

プレシードジャパン株式会社様のオーディオブランド「AVIOT」よりリリースされた、TWS(トゥルーワイヤレスイヤホン)です。

TWSは完全ワイヤレス、フルワイヤレスなんて呼ばれたりしますよね。
無線イヤホンの中でも、その名の通り筐体が左右で独立しているモデルです。

AVIOTというブランドについては、曰く、日本発のブランドとして、オーディオのエキスパートによる「日本人の耳に合ったチューニング」を心がけているそうです。
僕もこれまで、その音作りに魅入られ「TE-D01d」「TE-BD21f-pnk」「TE-BD21j-pnk」という機種を使用してきました。

なんといっても、まず取り上げたいのが、この型式名に刻まれたpnkの文字。
これは、かの「凛として時雨凛」のドラムスである、ピエール中野さんが監修しているコラボモデルである証となっており、通称ピヤホンなんて呼ばれています(pnkが付かない通常のモデルも存在します)

今回ご紹介するピヤホンは、有線モデルも含め、第五弾目になります。
またピヤホンシリーズは発売する度に入荷待ちになるほど人気で、本記事掲載より少し前に対象のモデルを入手しました。

音って人それぞれ好みがあるので一概には言えない難しさがありますが、正直僕はこれがTWSでは最強だと思っています。

特徴

公式にある情報も含め、大まかな特徴をまとめてみました。

  • ピエール中野氏全面監修による低音にこだわった音作りと高級感漂うデザイン
  • Qualcomm社の次世代プラットフォーム「Snapdragon Sound™」に対応(対応端末にて96kHz/24bitのハイレゾ再生が可能)
  • DD(ダイナミックドライバー)1基、BA(バランスドアーマチュアドライバー)2基のハイブリッドタイプ
  • 連続再生時間は約9.5時間 (ケース併用で最大45時間)
  • アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」の常守朱(CV:花澤香菜さん)のボイスガイダンスを採用 ※専用アプリにてドミネーター(CV:日髙のり子さん)に切り替え可

・ピエール中野氏全面監修
凛として時雨凛のドラムス、ピエール中野さんが監修し、徹底的に追及された低音が本製品の品質として一番プッシュすべき点でしょう。
公式サイトのコメントでは『キーワードは「低音」。この低音は他のイヤホンでは聴けないと思います。』とのこと。
勿論、低音のみならず全体的なチューニングもリッチなものになっており、バランスの良いハイエンドモデルになっています。
またカラーはダークブロンズの一色のみですが、高級感もありつつ、ファッションにも合わせやすいです。

・Snapdragon Sound™に対応
このあたりはスマホ端末向けのものかなと思います。
僕は基本的に音楽はDAP(SONYのWALKMANを愛用)で聴くため、あまり関心がない部分になります。
ただ、ワイヤレスにてハイレゾ再生を可能にするとのことで、それぞれ対応した端末をお持ちの場合は効果を実感出来るかもしれません。
ハイレゾについては個人の間隔に左右される部分が大きいと思うので、現状そこまで重視しなくてもいいかな~、というのが感想です。

・ドライバーを3期搭載のハイブリッドモデル
DD(ダイナミックドライバー)1基搭載というのがエントリーモデルとして一番多い印象ですが、+BA(バランスドアーマチュア)を二つ積んでいます。
BAは元々補聴器に使用されているものであり、BAは中高音、DDは低音の表現に秀でているとのことで、本機の馬力を感じますよね。
たくさん積めばいいというわけではありませんが、僕の場合は耳がハイブリッドを欲する耳になってしまいました…(中華イヤホンだと10ドライバくらい搭載するモデルもあるとか…最終兵器みがすごい…)

・本機専用のボイスガイダンス
ボイスガイダンスを花澤香菜さんが担当されており、ここも魅力の一つですね。
正確にはアニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」の主人公、常守朱というコンセプトのようです。
理由は恐らく、同作の主題歌を凛として時雨が担当していたからだと思われます。
僕も視聴していたのでプラスの要素として見ていますが、逆に知らない人や無機質なガイダンスが好みの人には不要かもしれません。

■基本スペック
・ドライバー:φ8mmダイナミック型及びバランスドアーマチュア型ドライバーによるハイブリッド・トリプルドライバー構成
・最大入力:DC5V / 450mA
・通話用マイク:Qualcomm® cVc™ノイズキャンセリング
・バッテリー容量:イヤホン:50mAh / チャージングケース:500mAh
・通話時間:最大6時間
・連続再生時間:最大9.5時間 (チャージングケース併用時:最大45時間)
※使用コーデックにより変化
・イヤホン本体の充電時間:約1.5時間
・充電ポート:USB Type C
・防水性能:IPX4相当
・重さ:イヤホン片耳=約5.7g / チャージングケース=約83.8g
・公式価格:¥26,950(税込)
・発売日:2021年11月30日

■Bluetooth規格
・対応コーデック:AAC,SBC,Qualcomm® aptX™ ,Qualcomm® aptX™ Adaptive
・対応プロファイル:A2DP,AVRCP,HFP,HSP
・Bluetoothバージョン:5.2
・マルチポイント:2デバイス
・マルチペアリング登録可能数:4デバイス

評価と所感

見た目はこんな感じになっています。

コラボモデル専用ハードケースと筐体
開くとこんな感じ チャージングケースはピッタリ収まります
収納もマグネットでしっかり固定されます
ピエール中野さんのユニークなロゴと落ち着いたカラーもイイ

レビュー(5段階評価)
満足度 :★★★★★ 5点
高音の質:★★★☆☆ 3点
中音の質:★★★★☆ 4点
低音の質:★★★★★ 5点
細やかさ:★★★★☆ 4点
迫力  :★★★★★ 5点
音場  :★★★★☆ 4点
遮音性 :★★★★☆ 4点
音漏耐性:★★★★☆ 4点
利便性 :★★☆☆☆ 2点

自慢の低音は文句なしです。キック音や響きの心地よさには感動すら覚えます。
さりとてドンシャリというわけではなく、ジャンルを問わず聴けるし、音全体のバランスも非常に良く心地いい。
音場は広くはないが籠った感じもせず、音の粒立ち、鮮明度はとても無線とは思えない程高い!
欲を言えば、高音はもう少し伸びがほしいかな、という感じはしますが、高音はワイヤレスでとりわけ表現が難しい部分かなとは思います。
とはいえ、モデルとしての特色もあるので気になるほどではありません。
総じて、性能的には非の打ち所がないくらい、完成度が高い名機だと断言します!

メリットとデメリット

メリット

・最高級の音質
同価格帯のフラッグシップモデルの中では突出した性能と思っています。
コーデックもaptXに対応しており、必要十分。ぶっちゃけ並みの有線イヤホンなら凌駕しているのではないでしょうか。
別のイヤホンの購入を検討して店頭等で視聴すると、正直物足りなさを感じてしまうほどです。
これを知ってしまったら、もう他のTWSでは満足出来ないかも…?

・コラボモデルならではの設計
pnkの名を冠したコラボモデルとは別のスタンダードモデルも存在しますが、若干内容が違います。
チューニングは勿論のこと、専用の刻印がされた梱包、筐体、それにオリジナルケース。
そして音声ガイダンスもコラボ仕様ですから、通常の用途とは別に所有欲も満たしてくれます。

・満足のバッテリー
製品によってはピンキリの部分ですが、本機は性能と比較しても満足の容量です。
使用頻度にもよりますが、数日~一週間に一度充電するくらいで問題ないでしょう。

・付属品
デフォルトで装着されているウレタンイヤーピース(M)の他に、スタンダードなシリコンイヤピースも各サイズ(S,M,L)同梱されています。
また、紛失や落下を心配する方のために、筐体をセットして首に引っ掛けておけるケーブルも付属しているのは有難いですね。

デメリット

・フィルターが脆い
前モデルもそうでしたが、フィルター(音の出る耳垢等をキャッチするところ)が貼り付け式で、薄い金網のような形状になっています。
これがテープや綿棒等で清掃をしていると、結構脆く、ペリッと剥がれたりズボッといってしまうことがあります。
清掃問題はイヤホンを使用する上で避けられないところなので、出来れば筐体と一体型のタイプにしてほしかったです。

・タッチ操作がしにくい
好みの問題ではありますが、タッチ式に使いづらさを感じています。
ハイセンス感はあるのですが、以前の「TE-BD21f-pnk」はボタン式で、こちらの方が好みでした。
また、左側のイヤホンを長くタッチすることで「アンビエントマイクモード(外音取り込みモード)」を使用出来るのですが、少しポケットに入れた時等に誤作動してしまうといったこともありました。

・価格が高い
無線は有線イヤホンほど価格に高低差がない印象ですが、本機はフラッグシップモデル故、高めの価格設定です。
性能は申し分無いのですが、二万円台のイヤホンを高く感じるかどうか…
あくまで価値観によりますが、イヤホンにあまりこだわりがない方は合わないかもしれません。

・専用ケースが狭い
pnkにはコンパクトで使いやすい専用のハードケースが付属しています。
ただこのケース、内ポケットもあるのですが、蓋を閉じるとスペースがほぼ無くなってしまい、内ポケットの意味をなしていません。
折角なら替えのイヤーピースを入れられるくらいのスペースは設けた方がよかったのではないかなと感じました。

こんな人にオススメ

・ワイヤレスで最高品質のイヤホンが一台ほしい!
・イヤホンの購入を検討しているけど、現状満足出来るものが無い
・低音フェチ

とにかく、購入を検討している段階の方は買って損は無いです。
ヘッドホンの良さについては割愛しますが、イヤホン派の人は本当にこれだけあればいいです。

また紹介したモデル以外でも、安めのエントリーモデルもありますし、AVIOT製品の音力には関心するものがあるので、よろしければ検討してみてはいかがでしょうか。

良質なイヤホンで、耳を幸せにしてあげてください。

おまけ

イヤーピースはただの先っちょのプニプニではなく、付け替えることで音質まで変化してきます。
また自分の耳に合ったものを選択することで、より音楽を楽しむことが出来るので、未体験の方は是非一度試してみてほしいです。

そこで、自分が使ってみてオススメの製品をちょこっと紹介します。
※形状やサイズによっては装着しにくかったり、ケースに収まらない場合もあるため注意

Comply(コンプライ)のウレタンイヤーピースシリーズ
■メリット
・低反発性により密閉度が高い
・低音を感じやすい
・耳垢ガードモデルやサイズ、形状のパターンが豊富
■デメリット
・耳が痛くなりやすい
・耳垢の付き方がえげつない
・摩耗によるダメージで交換時期が早い

AZLA SednaEarfit XELASTEC
■メリット
・医療用シリコン使用で個々の耳へ形状が変化するため、落ちにくい
・圧迫感が少ないのに密閉度が高い
■デメリット
・独特のペタペタ感が苦手な人はダメかも

AZLA SednaEarfit Crystal ←現在愛用しています
■メリット
・セラスティックよりは硬質で絶妙なフィット感
■デメリット
・色がクリアタイプのみ
・値段が高め


そんなわけで。

Bonne soirée! ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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