稀なるつわものよ、アジントタ~!川古です。
先日、FINAL FANTASY XIV(以下FF14)のファンフェスティバルがラスベガスに続きロンドンでも開催し話題になりましたよね!
2024年夏発売予定の新拡張パッケージ「黄金のレガシー」の新情報の発表等、益々世界中で盛り上がりをみせるFF14。
そんなFF14も、今年で新生から10周年となりました!おめでとうございます!
記念すべきイベントの一つとして、今年の夏に東大阪の花園ラグビー場で開催された『ファイナルファンタジーXIV 10th ANNIVERSARY FIREWORKS & MUSIC』も大盛況だったようです。
こちらのイベント、大阪公演に続き、ついに東京(千葉)でも開催されることとなり、僕も当選したため幕張の浜へ行って参りました!
花火と言えば夏、時期外れ・・・なんてことはない!
光の戦士として、音と光が紡ぎ出す新たなエンターテインメントについて、感想をまとめてみましたのでよろしければご覧くださいだす!
そういえば花火=FIREWORKSって
どのタイミングで英語化したんでしょうね?
『ファイナルファンタジーXIV 10th ANNIVERSARY FIREWORKS & MUSIC』
公演名:『ファイナルファンタジーXIV 10th ANNIVERSARY FIREWORKS & MUSIC』
会場:県立幕張海浜公園幕張の浜
会期:2023/11/3(金) 開場15:00 ~ 打上18:00 ~ 終了19:10
最寄り駅となる海浜幕張駅から徒歩約10分程の浜辺が会場でした。
幕張といえば、幕張メッセ目的で来ることが多いというか殆どなのですが、直近だと10月に東京ゲームショウで来ましたね(今年はビジネスデーで参加)
「FIREWORKS & MUSIC」というと、どんなことをやるのかと言えばタイトルからも解るように花火と音楽を融合させた新感覚のエンターテインメントです。
そこにドローンも加わって、圧倒的な芸術ともいえるパフォーマンスを魅せてくれます。
いや、今ドローンの技術ってすごいんですよ、マジで。VRかってくらい。
東京五輪とかでもドローン・ショーに驚かれた方は多いはず!
本公演には100年近く続く老舗の煙火店や演出家の方が加わり、最高峰の表現が誕生。
ただでさえ美しい花火に、究極のFF14音楽が加わるんですから、感涙必至でしたね。
気になるセットリストは以下(※1、2曲目とExtraはドローン・ショー)
■セットリスト
01.Answers
02.プレリュード ~再誕の煌めき~
03.希望の都
04.天より降りし力
05.過重圧殺! ~蛮神タイタン討滅戦~
06.究極幻想
07.Dragonsong
08.英傑 ~ナイツ・オブ・ラウンド討滅戦~
09.Band: ライズ ~機工城アレキサンダー:天動編~
10.鬨の声
11.紅の夜明け ~クガネ:昼~
12.龍の尾 ~神龍討滅戦~
13.月下彼岸花 ~蛮神ツクヨミ討滅戦~
14.Shadowbringers
15.Tomorrow and Tomorrow
16.Band: To the Edge
17.Flow
18.Band: Close in the Distance
19.Endwalker
20.そして世界へ
Extra.Pa-paya
具沢山の焼きそばも美味しかったです!
(解る人には解るネタ)
夜空に広がるショウタイム!
打ち上げ予定となる18:00を少し過ぎたあたりから、場内アナウンスが流れ、消灯。
暗闇と静寂の中、FF14の物語と夜空をなぞるショウが始まりました。
まずは開幕、【新生エオルゼア】を象徴する「Answers」で現れたのは、空より降る衛星ダラガブを表現したドローン。
新生へと至る道、顕現するバハムートと召喚されしエオルゼア12神、そして第七霊災。
ここから新しい冒険が始まります。
ちょうど現在の最新拡張である暁月のフィナーレでは、エオルゼア12神を題材にしたアライアンスレイド「ミソロジー・オブ・エオルゼア」が実装されたタイミングだったので、このエンブレムは多くのヒカセンにとって、感慨深かったのではないでしょうか。
そしてマザークリスタルが中空に描かれると「プレリュード ~再誕の煌めき~」、FF伝統の輝きと旋律が観る者を惹きこんでいきます。
ここまでで一旦ドローンショウが終了。
続いて、本公演の主役であるところの花火が打ちあがり始めます。
エオルゼア三国の砂都、活気溢れるウルダハのBGM「希望の都」では、まるで冒険者の旅の始まりを祝福してくれるような、一際大きな花火が特徴的でした。
壮大なFF14の代表曲の一つたる「天より降りし力」や、「過重圧殺! ~蛮神タイタン討滅戦~」は、ヒカセンならば耳にタコ(正しい)が出来るほど聴きましたよね!
バナナモゲラ!
そして新生編クライマックスとなるアルテマウェポン戦のバトルBGM「究極幻想」。
圧倒的な力の爆発は、ゲーム内での戦闘時と合わせ、夜というシチュエーションでより邪悪な雰囲気に拍車がかかっていました。
ラハブレア、貴様ァァァ!!
そして場面は【蒼天のイシュガルド】へ。
選曲は、スーザン・キャロウェイさんの力強くも繊細な歌声が美しいテーマソング「Dragonsong」、蒼天編の決戦「英傑 ~ナイツ・オブ・ラウンド討滅戦~」、そしてPRIMALSの定番でもあるノーマルレイド4層の「Band: ライズ ~機工城アレキサンダー:天動編~」。
実を言うと、この辺りから途中でカメラを構えるのを忘れて見入ってしまうという…
いえ、正直なところ、リアルな事情を述べれば、動的なものを写真に収めるのが難しいというのもあり、若干これは写真撮らなくてもいいかな~と思ったり。
正直リアルタイムなので…
どれがどの曲の静止画か、後からだと解らん!(笑)
なので用意出来た画像が結構微妙だったりしますが、なんというか、カメラよりも目に焼き付けてきたということで!
蒼天好きなんですよね…戦闘民としてニーズヘッグ先生にもお世話になりました(笑)
とりわけ感心したのが、ライズにてアレキサンダーの時間停止ギミックを感じさせる演出があったことでしょうか。
花火は刹那的に消えゆくものですが、該当フレーズのタイミングで、他の火よりも持続性があって、まるで時間が止まっているかのように見えたんですよね。
ティー、ティー、ティー、ウーー!!
みたいなやつです(スナフキンか)
続け様に始まったのは「鬨の声」、キャッチ―でオリエンタルなボス戦曲。
【紅蓮のリベレーター】へ突入です。
(最初読み方わからなかったのですが、”ときのこえ”なんですよね。かちどき、ってやつです)
更に、紅蓮の主要拠点となるクガネBGM「紅の夜明け ~クガネ:昼~」と、ラスボス曲であり、後の名曲でもアレンジとして取り入れられるなど、荘厳で印象的な「龍の尾 ~神龍討滅戦~」とのコンビネーション。
僕自身、和より洋の方が好みなのですが、やっぱり紅蓮編と日本の花火との相性は抜群ですよね!
また紅蓮の後期からFF14を始めたので、色々と思い入れがあったりします。
特に鬨の声はIDボス戦曲としては無二のカッコよさですし、上記楽曲全てに含まれているメインフレーズは鳥肌が立ちます…
そしてある意味一番凄いなと思ったのが、こちら「月下彼岸花 ~蛮神ツクヨミ討滅戦~」。
めっちゃ彼岸花!!
いや、花火という読んで字の如くですが、これはズルいですね!
こちらは南條愛乃さんが歌唱する蛮神ツクヨミの戦闘曲であり、中村悠一さんの一番のお気に入りでもあります。
妖艶さと切なさを含んだ本楽曲は、紅蓮パートの締め括りにふさわしいものとなりました。
おっと失敬!(笑)
FF14は新生から暁月のフィナーレまで、拡張タイトルやビジュアルから、現実の空模様の移り変わりを表現されています。
(蒼天で日中となり、漆黒で夜となる、といった具合に)
空を仰いで想いを馳せる花火の性質上、本公演とFF14の物語展開・作品との相性は非常に〇
また千葉公演では浜辺、海上での打ち上げとなったため、海面に反射する光がより幻想的な演出のアクセントとなっていました。
夏の風物詩としては、時期的に大阪に軍配が上がりますが、どちらも特有の楽しみ方があったのではないでしょうか。
そして舞台は第一世界へ。
【漆黒のヴィランズ】パートへ移ります。
本拡張のテーマ曲「Shadowbringers」
光の戦士は闇の戦士となり、光の氾濫から夜闇を取り戻す冒険が始まる…
変わりゆく世界の「Tomorrow and Tomorrow」、救済への因果と苦悩に終止符を打つべく闘いを繰り広げた「Band: To the Edge」、いずれもかけがえのないFleeting Moment。
激動の展開を迎える漆黒では、胸を打たれた人は多いはず。
これまた夜空との相性が良く、アーモロートを思わせる輝きは在りし日の栄華と崩壊の悲しみを同時に背負った様相で、心を抉るものがありました。
限界などいくらでも超えてやる!
ついに物語はクライマックスの【暁月のフィナーレ】へ。
オールドシャーレアンや様々な感動的なシーンで使われる「Flow」は涙が溢れます…。
「Band: Close in the Distance」も、夜空がまさしくウルティマトゥーレのようで、幕張に響き渡る叫びが、託された想いと星々の記憶を感じさせるよう。
暁月編の最後はテーマ曲「Endwalker」で感動のフィナーレ!
希望よ、繋げ!
本公演のしんがりを務めたのは「そして世界へ」、FF14版FFのテーマですね。
ここの盛り上がりも圧巻で、本当に凄かった…。
冗談抜きで、空から火球が降ってきて当たるんじゃないかと思いました!
FF14、10周年の轍、全てのFFファンへの喝采。
シリーズを通して、この曲は格別で、伝説的でファビュラスです(※同じ意味)
オーラスでこの曲を持ってきたのは、粋ですよね。
おまけのエクストラステージ
と、花火はここで大団円を迎えたのですが、エクストラステージとして、軽快な「Pa-paya」とともに繰り広げられたのは、スペシャルドローン・ショウ!
花火は勿論そうですが、遠方からも良く見えるため、イベントについて何も知らない人は何事かと驚いたに違いないですね。
つくづくですが、ゲームって総合芸術なんですよね。
こうしたコンテンツの展開が出来るのもそうですし、とりわけ僕はゲーム作品の音楽が形成する世界には思い入れや憧憬があるんです。
サウンドディレクターの祖堅さんも「ゲーム体験ファースト」(素晴らしい)としているように、ゲームで得た感動と音楽って、表裏一体じゃないですか。
そんな音楽達と共に楽しめるなんて、本当に贅沢だなぁと感じたひと時でした!
写真には収めていませんが、退場前にドローンが拠点に帰っていく様も大変綺麗でした!
なんというか、美味しそう!
公演自体は概ね満足でしたが、残酷だと感じた点も挙げておきます。
・砂浜という環境
11月とはいえ、気候は雨も降らず、特に寒いということもなく良好でした。
ただ千葉会場は幕張の浜ということで、砂浜にレジャーシートを敷いて鑑賞する形式。
つまるところ、砂の飛散や汚れ等が厄介でした。
また予め告知されていた一人当たりのスペースも一平方メートルとのことで、公演直前は、後から来る方のために詰めてというアナウンス、ズルズルと砂の上を引きずる始末。
更に小さなシートの上に一時間超座っているわけで、お尻も痛くなりました。
海上での演出が光る面があった一方、大阪会場は普通に座席があったみたいなので、この点は無視出来ない部分でしたね…。
・区画による差が大きい
これは一概に何処が良い悪いとは言えませんが、区画による見え方や環境に差があったようです。
開演前に会場を少し散策したのですが、A寄りの区画ほど砂浜が広がっていました(僕はC区画でしたが、草が混じっていたため砂の被害は多少マシ)
また公演内容については、C区画だとドローンが斜めがちだったため、角度的にA側が一番正面に近い様子でした。
この点は恐らく大阪の花園ラグビー場では大差が出ないように思うのですが…行かれた方はいかがだったでしょうか。
総合的に正直なことをいえば、後ろ側の人は往来が激しい場所だと特に砂を被りそうでしたし、個人的にせめてパイプ椅子が欲しかったかなぁ、といったところです。
10周年、次なるサプライズへ
といったところで、皆さんは「FIREWORKS & MUSIC」行かれましたでしょうか。
楽しまれましたでしょうか。
遠方で行けなかった!という方もいらっしゃるかと思いますが、なんと配信チケットを購入すればアーカイブで楽しめちゃうそうですよ!(12/3 23:59まで)
更に配信では、特別配信番組も合わせて視聴できる上に、カメラの視点変更やコメンタリーとしても堪能出来るとのこと。
出演者の皆さんも本当に楽しそうですよね。
また是非、同イベントや次なるサプライズも心待ちにしています!
そしてそして来年、東京ドームでのファンフェスも開催が決まっています。
僕も有難いことに当選しているので、これからも全力でFF14を楽しんでいきたいと思います!
ドームの規模で倍率は3~4倍だったみたいです…
流石は覇権ゲー!!
FF14は本当に凄い作品です(ヒカセンの皆様には言わずもがなですが)
昨今ではソーシャルゲームが流行していますが、基本無料で射幸心を煽るガチャ課金というものが採用されていることが殆どです。
P/Dである吉田さんが海外メディアに煽られた際に放った「基本無料のガチャ課金ではユーザーとの信頼関係は築けない」「部下がもしそのような企画書を持ってきたら、その場で破り捨てる」という言葉には大いに共感しますし、尊敬しています(それは僕自身、双方のタイプのサポート経験から断言できることでもあります)
FF14はFFファンを満足させる夢のような作品で、他にはないものが沢山詰まっています。
是非、興味を持たれた方はいつでも門戸は開かれていますので、一度プレイしてみてください!
さぁ、次なる冒険へ旅立とう。
ラリホー!ここまで読んでいただき、ありがとうございました。